館腰神社 (たてこしじんじゃ)


弘法大師が分霊したとされる由緒ある神社

弘仁2年(811年)に、弘法大師(空海)が京都伏見稲荷社分霊したことに由来するとされ、日本三大稲荷のひとつといわれる岩沼市の竹駒神社の姉神として崇敬されている由緒ある神社です。
奥州街道沿い館の腰といわれる山の麓に近いところに鎮座することから、「館腰神社」と呼ばれるようになりました。
なお明治22年に植松、本郷、堀内、飯野坂の4つの村が合併した際は、神社の名称から「館腰村」と名付けられました。
倉稲魂神(うかみたまのかみ)、猿田彦神(さるたひこのかみ)、大宮姫神(おおみやひめのかみ)を祭神としてお祀りしています。
そのほか、学問と農業の神とされる菅原道真を祀った「天満社」があり、毎年8月には勉学の向上と心身の健やかな成長を願う「天神講」が行われます。

横には、真言宗の古寺、弘誓寺(ぐぜいじ)があります。
9世紀前半に弘法大師空海が開いたと伝えられ、江戸時代には、仙台藩より寺領2貫文を与えられており、高い格式を持ち、旧名取郡内に末寺を16箇所も有していました。
この寺の界隈の植松という地名は、かつて寺の門前にあった、弘法大師が植えた由緒ある松にちなんだものと言われています。

エリア 館腰
住所 名取市植松4-2-16
連絡先 022-382-3610
駐車場 あり(無料・普通車12台程度/中型バス可)
アクセス JR館腰駅から徒歩5分

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