なぞの女の人からの贈り物

むかしむかし、東多賀村(閖上)に気のやさしい、五兵じいさんと呼ばれるおじいさんがいました。夜釣りが好きで、毎晩のように夜釣りに出かけました。 ある夜のことです。いつもは何か釣れるのに、その晩はえび一匹釣れず、舟を回して帰 […]

幾世、小佐冶の悲恋物語

むかしむかし。高舘川上(高舘浄水場付近)に、桑島長者が住んでいました。 娘幾世が17歳のときです。京都公家のせがれ小佐冶は、東 街道を通り北海道の松前までいく途中に桑島長者に一夜の宿をこいました。その夜、娘幾世を目当てに […]

お猿の顔はなぜ赤い

むかしむかし、笠島村(愛島)の山奥におじいさんとおばあさんが山稼ぎをして暮らしていました。たくさんの動物といっしょに、のんびり暮らしていました。 猿も人なつっこい動物なので、山から下りてきては人の庭で遊んで山へ帰ることも […]

お猿の恩返し

むかしは、いろいろな動物たちも人もいっしょに暮らしていたようなもので、人が山のものを食べたいときは山へ行って動物が野菜をほしければ畑にきて取って食べる時代もあったそうです。 笠島村(愛島)に情けの深いおじいさんとおばあさ […]

熊のささやき

むかしむかし、今成(高舘)あたりは動物の生息地だったそうです。お正月も近くなったある寒い日に、二人の狩人が「今日は寒いから肉汁でも食うべや。」といって出かけました。 山 に入ってみると、いつもならうさぎやきじなどを見るの […]

比丘尼島の物語

むかしむかし、寺野(下増田)に大きな沼があり、その中に一つの島がありました。そこに、信心深い一人の比丘尼(女の僧)が住んでおり、観音様をまつり、巫女となって病気の治療やご祈とうなどもしていました。 そのうち、この尼さんは […]

”ムカサリ”と”かがり火”

むかし、北目(愛島)のある家で、菅生(村田)からお嫁さんをもらうことになりました。 年も押しせまるある日、近所親類の人達でごちそうなど準備万端ととのえ、お嫁さんを迎えるばかりとなったそうです。 北 目と菅生は隣村で、直線 […]

閖上中町 太郎丸

文禄慶長(16世紀末)の頃のこと、中町(閖上:ゆりあげ)に太郎丸という持船がありました。石巻から江戸へ御倉米(おくらまい)を運び出す御穀船(ごこくせん)です。 ある日太郎丸に、「びんけろ。」(乗せてくれという意味のゆりあ […]

鬼がわらのおはなし

むかしむかし、高柳村(閖上)に長者様といわれる大金持が何軒もありました。かわら屋根の家なので棟の両端に大きな鬼がわらを飾っておいたそうです。 ところが、高柳村の隣村は財産家ばかりそろっていましたが、わらぶきの家だけでかわ […]

子授け地蔵

本村(下増田)に、正直で働き者の金作というお百姓爺さんがいました。ある日、金作爺さんは田んぼの田おこし準備のため、見回りに出かけました。千 貫田付近(本村上公会堂の南辺り)を通ると、側を流れている道崎堀(増小~市役所~村 […]

十三塚の笠地蔵さん

笠島(愛島)の里に貧しいじいさんと、ばあさんが笠を作って暮らしていました。 ある年、暮れになったので、じいさんはお正月の餅を笠と取り替えようと町に出かけました。 山道を通り松林を過ぎると雪まじりの北風がひどくなってきまし […]

狐にバカされたおじいさん

昔はお祭というと、どこの町でもおみこしやお神楽、出店等で大にぎわいでした。家々でも酒、魚を取りそろえて、お客様の来るのを待っていました。旧暦の6月10日は那智神社(高舘)のお祭です。そして、たくさんの人が参拝に訪れました […]

樽水という地名の由来

高舘村の山奥に、どこから来たのかわからない安部貞任・宗任という野武士の兄弟がおり、大舘山に陣を構えだんだん勢力を増し、夜になると農家の田や畑の作物を荒らしていました。 農家の人たちは、せっかく育てた野菜などを根こそぎ持っ […]

屁たれ嫁ご

むかしむかし、あるところでお嫁さんをもらいました。 その嫁がときどき顔を青くしてため息ばかりついていました。 それを見ていたお姑さんが心配して「なすて青い顔してため息ばかり ついているのや。」と聞いたそうです。 すると嫁 […]

働くことを忘れた平六さん

笠島:かさしま (愛島:めでしま)の奥に平六さんと言う働き者の若者が住んでいました。何年働いてもいっこうに幸せがきませんでした。 あ る夜、神様が夢まくらで「あなたは一生懸命に働いてもだめ。果報は寝て待てと言うから、寝て […]

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